- 2018.04.09 Monday
トヨタ ルーミーに乗りました
この週末、函館に行ってきました。溜まりに溜まったマイルの消化旅行です。
函館旅行のお供はトヨタのルーミーにしました。乗ったことない車を旅先でレンタカーするのも旅行の楽しみの一つです。
借りたのは1リッターエンジン搭載の4WD仕様です。
両側電動スライドドアで、安全装備もそこそこ付いているようでした。とは言え自覚できたのは車線逸脱警報だけですけど。
車内はこんな感じです。
物入れはたくさんあって便利です。ドリンクホルダーも、前席だけで合計4か所ありました。特にインパネに引き出し式でついているドリンクホルダーは、深さもたっぷりで、置くドリンクのサイズによってホルダーの幅サイズを調整できる優れものです。
ユーティリティ性能という意味では、日本車のきめ細やかさは圧倒的です。まさにおもてなしの精神ですね。
後席の広さもたっぷり。シートバックの高さが若干低いことを除けば、十分快適に過ごせます。
また、前席と後席はウォークスルーで移動できるので、小さな子供がいたりするご家庭にはとても便利そうです。
ユーティリティ性能については上記の通り素晴らしいものがあるのですが、一方でデザインについてはエクステリア、インテリアともに不満の残るものでした。
デザインについては個人の好みの問題も大きいとは思いますが、少なくとも見惚れてしまう感じのデザインではありません。
インテリアも使い勝手一辺倒で、遊び心のようなものは感じませんでした。ただ、オープントレーの色に黒以外の差し色をしていることについては、室内が明るくなる効果があって良かったと思います。
荷室も機内持ち込み用のスーツケースであれば寝かせて置ける程度の奥行きがあり、不満なく使えそうです。
さて走ってみてですが、1リッターエンジンのパワーは十分です。
もちろん全く速くはないです。しかし、周囲の交通の流れに乗るには十分ですし、高速も余裕で走れます。加速は遅いですけどね。アクセル全開にしても、盛大な音の割に加速は穏やかです。とは言え、一度スピードに乗ってしまえばそこから先は不自由しません。
一方で、高速でのハンドリングは若干チョロチョロする感じです。函館近辺の路面はあまり良いと言えない状態だったのですが、その路面のウネリや穴に影響され、チョロチョロ動く感じがあります。また、車高があるので仕方ないのですが、横風の影響も受けやすい感じです。
不整路面のいなし方ですが、そこまで大きな不満はないものの、若干の心細さを感じる感じです。ガッチリ感が感じられず、脚の柔らかさのせいだけではない揺れ残りが感じられます。フロアがしなる感じです。
クネクネ道でのハンドリングは正確な方だと思います。楽しいという感じではないのですが、不満に思う感じでもありません。実直といった感じです。機能としては十分ですね。
ルーミーに乗りながら、お正月に乗ったN-BOXを思い出しました。N-BOXがこの車と比較するのに適当な相手だと感じました。
ルーミーはダイハツの関与が強いという事もあるのかもしれませんが、とても似たものを感じました。
小さいのに車内が天地方向に広く、ユーティリティも至れり尽くせり。安全装備もそこそこある。方向性が共通した二台だと思いました。
その上で、私はN-BOXの方によりシンパシーを感じました。
ルーミーは大きくなった軽、N-BOXは軽サイズにしたハイトワゴンという印象を受けました。
ルーミーに軽自動車比でどんなアドバンテージがあるかなと考えたのですが、5人乗車になることと、絶対的な室内空間が若干増える事だけかな、と。
一方でN-BOXが軽である事でルーミーに対して失ったものは、実質的には1名の乗車定員だけなのかなと。4人しか乗れませんけど、維持費は安く、ボディのがっしり感も上で、車内スペースはそれほど犠牲にならずに車体サイズは圧倒的にコンパクト。ハンドリングもしっかりしていて、加速性能も体感上は同等。
こうなってくるとわざわざルーミーを選択するモチベーションはほとんどないかな、と。仮にウチでどちらかを買うとしたら、迷わずN-BOXを選ぶと思います。
「小さい事」のもたらしてくれる利便性を享受することができて、それ以外の運転に関する性能部分では同等。これだと軽を選ばない理由がないと感じてしまいます。
逆に普通車のコンパクトカーは、軽にはない何かを提示できないと、軽に対して競争力がない。そんな風に感じさせるほど軽の機械としての出来が向上している時代なのですね。勉強になります。
次レンタカーする時は、軽ならハスラーとかジムニー、普通車だとC-HRとかXV、シビックなんかに乗ってみたいところです。
それでは。
- 車選びと試乗
- 20:54
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- by 118diesel