夏の旅行では会津若松、米沢、山形、鶴岡、酒田、天童と回ってきました 会津若松では名物のソースカツ丼を食べ、 鶴岡では旧跡を観光し、 天童では桃のパフェを堪能しました。

そんなこんなで700キロほど走ったのですが、118dについて色々と思うところがありました。

118d、欠点と言える欠点が感じられません。 乗り心地はソフトで身体的負荷が小さいですし、加速も良いので追い越しや合流も楽、燃費20km/l前後と良くて、かつ経由なので経済的にも楽。静粛性もかなり高いですし、ハンドリングのナチュラルさと雑味の無さは上々です。 渋滞にハマってもACCを使った走行にすれば非常に楽ですし。

ドアも4枚あって普段使いの荷物の扱いも楽で、トランクスペースもウチの使用法なら大きすぎるくらいです。 長距離を乗っていると、しみじみいいクルマだと思えてきます。 ここまで乗ってきて、何の不満もありません。

強いて挙げればBSMが無いこととと、内外装とも真っ黒で若干暑苦しいことくらいです。

普通に考えて、この状況なら大満足のはずなんですが、何となく物足りなく感じ始めてしまったのです。 あまりに完璧すぎる、と。

 

これまでのクルマ選びにおいて、意図的にメルセデス、BMW、アウディという、いわゆるドイツ御三家を避けてきた傾向がありました。余りにも世間的評判が高く、自動車メディアの評価も高く、イメージが優等生的な感じだったので。

実際にこれまで色々なクラスのドイツ御三家の車に同乗またはチョイ乗りした印象もその方向性の印象でした。

今回118dに乗り換えるにあたり、家族の要請と車庫の事情に従い車のタイプを決めて行ったところ、結果118dになるという経緯をたどりました。その選択は正解だったと思っていますし、実際とても良い車だと思ってもいます。

 

ただ、自分には優等生過ぎる感じが物足りなさに変わってきているのが否めないというか… 実は今、駐車場の制限が大幅に緩和される可能性があります。自宅近辺に横幅190センチまで、かつ重量1.7メートルまで収容可能な車庫を確保できそうな流れになってきました。つまり、BMWで言えば3シリーズは勿論、5シリーズもギリギリ行ける感じです。この状況になって「次どうしようかな」と考え始めた時に、この傾向の優等生的車にあまり満足してはいないことに気づきました。

1000万円を大きく超えるようなものでなければほぼ無制限に車を選べるような状況になって、自分がどんな車を欲しいのかをほぼ制限なく考え直してみた時に、自分の好みの方向性はやはりこっちに無いことを再確認したというか… 今まで所有した車には、セダンもクーペもコンパクトも、ガソリンもディーゼルもハイブリッドもありました。自己所有でなければ、クロカンにもだいぶ乗りましたし、セルシオやSクラスに定期的に乗っていたこともあります。

一般的に有名なメーカーで乗ったことがないのはフェラーリとランボルギーニ位です。まあこれらは一生オーナーになるという縁はないでしょうし。

それらをざっと振り返った時、一番楽しかったのって所有車ではフィアット500、運転したことがあるだけの車ではアルファスパイダーでした。

どちらも、正直に言って車の出来としては118dの遠く及びません。でも、たくさんある欠点を上回る刺激というか、愛すべき部分があるんですよね。

ガタガタするし、うるさいし、うまく運転しないとギクシャクしますし。ただ、うまく運転できると実にスムーズで、運転している、機械を操作しているという実感が非常に濃いという楽しみがありました。何というか、愛すべきお馬鹿さんというか、やればできる子というか。

一方の118dは常に優秀です。うまく運転するということを意識しなくてもスムーズですし、車任せで全て上手くいく感じで、手がかからな過ぎるというか… もちろん、サーキットに持ち込んで限界まで攻めればきっと「操っている実感」は感じられるのでしょうが、そこまでの運転技術もないですし、サーキットにも行きませんしね。

私のような特別な運転技術がない人間が一般道の中でも「操っている実感」を感じることができるのは、ああいった緩い車なんだな、と。

 

あまり制限を設けずに次に買う車を考えてみた時、523dや718ボクスター、レクサスRCなんかが頭に浮かびました。

しかし同時に、これらの車は同じく優等生で、一般道の中では操っている実感を得ることは難しいのだろうなとも思いました。そう考えると、自分にはそっちの方向性は違うのかな、と。

大きな欠点もあるけれど、大きな美点もある様な車の方が好きなのかな、と。

要するに、どこか極端でバランスの崩れている車というか、一点突破型の車というか。

その一点突破は環境性能でもいいですし、スポーティーさでもいいですし、格好良さでもいいと思います、あるいは乗り心地でも。そのためにバランスが若干変になっていても、むしろその方が愛せるというか…どうかしてますね。

その観点から考えてみたとき、望む方向にいるのはアルファロメオジュリアやアバルト595コンペ、マツダロードスターにプリウスPHV、MIRAIやi3やフィアット500cなんかなのかな、と。それとスバルもいいなと思っています。

そんなことを考え始めた夏の旅行でした。

 

それでは。

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この夏は、南東北を巡ってきました。

710キロ走って38リッターの給油でしたので、燃費は18.7km/lでした。エアコン全開の割には良かった印象です。

高速は多少渋滞していましたが、ACCで楽ちんでした。


それでは。

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